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あや副院長

症状は飼い主への警告である

飼い主と犬
大切な家族

「飼い主さんの行動が病気を作っている。」


そう言われたらどう思いますか?

 

私たちは何人もの飼い主さんと話をしてきましたが…

良いと言われるものはとにかく食べさせよう!!

やった方がいいことはとにかくやらせよう!!

この子にお金は惜しまない!!

 


わかります、わかりますよ。そうしたい気持ち、大事にしたいってこと。

 

本当に、本当に大切にしているからこその行動だということは承知してます。

 

だけど、そうなっている時の飼い主さんって



動物のことが見えているようで見えていないんです。

 

高いフードを食べさせたり、

無添加のジビエのおやつを食べさせたり、

幼稚園に通ったり、毎月血液検査したり…

 

それって動物のためじゃなく…

 

自分が納得したいからしていることではないですか?

自分の不安をなくすためにしていることではないですか?

自分の行動を肯定したくてしたているのではないですか?

自分の手にかかる命の責任を必要以上に背負っているのではないですか?



 

動物たちは高いフードを食べたいわけではない

動物たちはジビエが食べたいわけではない

幼稚園にいって友達を作りたいわけではない

血液検査をして病気を早く見つけたいわけではない

 

それ…もしかしたら…


動物たちに過保護でウザい

 

そう思われているとしたらどうでしょうか? 

動物たちは人間(家族)と

一緒に楽しく過ごしたい!!

 


それだけ。

 

確かに病気にかかってほしくないから…

健康でいてほしいから…

良いものを食べさせよう、血液検査をして早期発見できるようにしよう!

その気持ちはわかります。

 


だけど心配する気持ちばかりが大きすぎて、症状が出たときにまた何か起きるんじゃないかと日々不安でいるのは動物たちの心が健康になりません。

 

動物たちの心の健康は飼い主さんの心の健康と直結しているから。

 

実際にそういう飼い主さんが来院されました。

最初からこの話を理解するのは難しい、すぐ受け入れられることでもない。

徐々に紐解いて説明していく時間が必要でした。

 

何度か来院して、話をして、わんちゃんへのケアももちろん行いながら次第に不安の呪縛から解かれて…

 



初診時に他院で「てんかん」と言われて薬を使っていましたが

今は投薬もなく、起きていたてんかん発作がしばらく出ない日が続いています。

これを継続させていくことを目標に今も一緒に取り組んでいます。

 



発作以外にも抱えている症状の悩みは多くありましたが、それも改善してきています。この子に関してウチからの薬の処方は一切ありません。

 


ここに来なかったら薬漬けになっていたかもしれない。

症状が慢性化して、健康を取り戻すことができないほどになってしまう可能性もあったと思います。

 


言葉が話せない動物たちからの症状というメッセージをなぜ聞かない。

 

飼い主としてやるべきことは身体に良いものをたくさん買い与えることではない。

 

動物病院で月一の血液検査をして病気を早期発見することではない。

 


動物たちとコミュニケーションをとることだ。

 

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