院長は動物眼科が得意分野です。
今まで特に力を入れてやってきたのは眼科でした。
動物眼科の診察、診断、手術を経験してきました。
現在は内科の診療のみになります。
内科で十分治癒までいけるのか、外科手術をしたほうがいいのか、
経験的な判断としてのアドバイスを可能としてますし、
セカンドオピニオンも可能です。
目というものは、顔にあり特に少しの異変でも気づきやすい部分だと思います。
・涙が多い
・しょぼしょぼ
・目ヤニが多い
・痛そう
・目を開けない
・たまに、目が白い
・たまに、目が大きい
・たまに、目にイボができた
とか
パッと見ておかしいなと思える場所。
今回は、目をつむっている。なんだか眩しそうにしている。
しょぼしょぼしている。
という症状について書いていこうと思います。
目は非常に敏感です。
人の場合、
ちょっと目にゴミが入っただけでも、あー目がごろごろする―って
その不快感を取り除こうと、目を洗うなどで、緩和する、ゴミを取り除こうとします。
なんでそうなのか。
目にはたくさんの神経が入っているから、異物があると敏感に反応してしまう。
きっと大事な物だからでしょう。体の反応は素晴らしい。
中でも、角膜(黒目の部分)は、本当に神経が入り込んでいて、とても敏感です。
目にゴミ、砂が入ると瞬時に目を閉じ、防御態勢に入る。
これは重要です。
このとき出る涙も重要。何とか角膜についた付着物を取り除くように涙が出てくる。
しかも大量に。
ペットの場合は
どうでしょう。
角膜にゴミがついていても気にしない。
不思議です。
毛が入っていても気にしない。
ゴミが入っている程度では、刺激にはなりません。
だから、ゴミでは目をつむらないし、しょぼしょぼさせない。
角膜に傷がついているという状態は全く別になります。
目を開けようとしないくらい痛みがあったり、痛みはそんなになくても
違和感があり、しょぼしょぼさせます。
目をつむっている、しょぼしょぼさせている場合は、診察が必要であると思った方がいい。
様子見るというのは、大変な事態になりかねません。
目に傷がある状態を
角膜潰瘍
と言います。
特殊な染色液で、傷のある部分を黄色に染めていきます。
角膜中央部に凹んだ場所があり傷です。
表層性角膜潰瘍という診断です。
治療後、きれいになりました。
これは順調に経過が進んでくれてよかった場合です。
早めに受診したおかげかもしれません。
遅くなると、失明、目を失うことに繋がったりする病気なのです。
目をつむっている、目をしょぼしょぼさせているという場合は
早めに受診しましょう。
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