オンライン相談(悪性腫瘍)
- たくや院長
- 2 日前
- 読了時間: 4分

クリニックでは、日本中の飼い主さん対象にオンライン相談をしております。
今日はその話で、悪性腫瘍について相談があったのでシェアしたいと思います。
症例は、
犬、今まで特に何もなかった、元気あり食欲あり、やけに痒がるので動物病院へ
少ししこりがあるというのはわかっていたそうです。
診断の結果は、肥満細胞腫。悪性腫瘍です。
私の話です。
実は、私の飼っていた柴犬も肥満細胞腫で亡くなりました。
柴のりきに対して、私自身が執刀し、手術を行いました。
この肥満細胞腫、厄介なのが、腫瘍の大きさに対して、広くそして深く切除しないと
取り切れない。手術したにもかかわらず、腫瘍細胞が残っている状態になるということです。
そうなると、再発が起こる。
私は十分広く、深く切除を行いました。しかし、検査の結果ははっきり大丈夫とは言えなかったのです。腫瘍細胞が残っている可能性がある。
もう一度、手術かという考えもありましたが、傷口がとても広いのを見ると………
一飼い主としたら、苦しくなりました。
拡大手術はせず、抗がん剤を選択しました。
初めは、調子が良く安定していました。
血液検査では、抗がん剤の反応で白血球数は減りましたが、
りきは元気でした。食欲もあるし。
ですが、突然元気がなくなり、食欲も低下。
患部は明らかにしこりはないが、熱感がある。
抗がん剤のせい?それもありうる。
血液検査結果は特に問題なし。
皮下点滴等でその時は体調がよくなったので、一安心でした。
その後、何とか抗がん剤を続けていったのですが、
再発。
かなりショックでした。
だんだん食欲は低下。肩付近の手術で、再発も同じところ。
前足は挙げづらい、散歩も歩かなくなっていきました。
本当に辛かった。辛かったのは本人でしょうね。
腫瘍の3大治療のうち、2つやりました。
結果再発。
もう対症療法で、対応でした。
だんだんと疲弊していって最期は、父が看取ってくれました。
なにができたのかとその時は考えていましたね。
何もできない自分がいた。
肥満細胞腫というのは、甘く見てはいけないということです。
今は、クリニックのZero流の方針があり、何もできなかったあのときとは違います。
お話させていただいたのは、
腫瘍のできた場所が、伺うと取り切れない場所であったので、手術という選択は難しいんじゃないかということ
抗がん剤は100%効果あります!というものではないということ、体の調子を崩す可能性があるということ、再発はあり得るということ
できることは、免疫力を上げて、抵抗力をあげて、悪性腫瘍と戦うこと。
そのためには、いろいろある選択肢の中で、食事を変えましょうという話をしました。
今まで完全にドライフードのみだったので、なかなか手づくりごはんにチェンジして!といっても難しい。
まずは新しいことにふれることを目標にしましょうと伝えました。
まずは、作る人が慣れていかないといけません。
食事で治療していくといった場合、1日2日で結果が出ますという考えではいけません。
最低でも1か月継続です。
てづくりごはんに関しては須崎先生の本をお持ちということでしたのでそちらを再度読んでいただいて学んでいただくようにお伝えしました。
私も「愛犬の健康寿命がのびる本」を出版しており、そこに手づくりごはんの作り方の記載もありますので参考にしてみてください(宣伝です)
食事で変わるのは、腸内環境が変わる。腸内環境は免疫向上のためには、重要な部分です。
免疫向上により、悪性腫瘍にたいして抵抗力がつき、大きくさせないようになる可能性がある。
食事で100%対応できるのかといったら、そうできるかもしれない。
でもそれでは足りないことも私は経験しています。
今回は、対応を食事の変更ということでお話しましたが、時間の関係上ここまででした。
定期的にオンライン相談を利用していただくと、いろいろなことがお伝えできると思います。
是非、利用してみてください。
相談としたらこのほかに、チャット相談や電話相談がありますので、ご利用下さい。














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