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ケガをしました、さてどうする?

  • 執筆者の写真: たくや院長
    たくや院長
  • 8 分前
  • 読了時間: 2分

動物は舐めて治すから大丈夫です。


ということはよく言われます。


放っておけばそのうち治る。

はたしてそうなのかと思います。


悪化してしまう未来もありえることなんですね。


ケガを負ったら、まずはプロに相談しましょう。

診せてもらいたいと思います。


そのうちに治るだろう


では取り返しのつかないことになります。


舐めて治すという機能は備わっているかもしれませんが、

野生動物においては、ケガを負った場合に

自ら治せないというケースが出てくる。


で最終的に死んでしまう。


舐めた唾液というものが、抗菌力があって大変すばらしいものであるかというと

そうではない。


雑菌があるために悪化する可能性が高い。


写真を見てください。

足裏、肉球の付近に傷を負っています。

診察時、足のにおいを嗅いだら膿のニオイがしました。

時々舐めていたとのことです。

猫 肉球

大きい肉球の隣に塊があります。

大きい瘡蓋(かさぶた)になっていました。

この部分の臭いは、化膿の臭いでした。

瘡蓋の下は、膿。

まずは抗生剤でばい菌の鎮静化を行います。

無理な消毒、拭く行為はダメですね。

嫌なことをすると、もう処置させなくなる可能性もありますから。


下は薬を6日間使用した写真です。


猫 肉球

大きい肉球の隣には瘡蓋がなくなっています。

完全に乾いています。

治療は成功しました。


後は、細かい瘡蓋が残っているので、

クリニックの消毒液で軽く拭いてもらう程度にして治療終了です。


最初に発見した瘡蓋は大分時間は経っていました。


もし、診察に来なかったらあのままだった可能性もあります。


人間で、もし皮膚の傷がずっと治らなかったら。

想像すると、ずっと嫌な感じがつきまとうでしょうね。


タイミングがよかったですし、うまく薬に反応してくれてよかったです。


キズがあった場合、プロに診てもらいましょう。


診察予約は、HPをご確認ください!

完全予約制となります。

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