ケガをしました、さてどうする?
- たくや院長
- 7月14日
- 読了時間: 2分
動物は舐めて治すから大丈夫です。
ということはよく言われます。
放っておけばそのうち治る。
はたしてそうなのかと思います。
悪化してしまう未来もありえることなんですね。
ケガを負ったら、まずはプロに相談しましょう。
診せてもらいたいと思います。
そのうちに治るだろう
では取り返しのつかないことになります。
舐めて治すという機能は備わっているかもしれませんが、
野生動物においては、ケガを負った場合に
自ら治せないというケースが出てくる。
で最終的に死んでしまう。
舐めた唾液というものが、抗菌力があって大変すばらしいものであるかというと
そうではない。
雑菌があるために悪化する可能性が高い。
写真を見てください。
足裏、肉球の付近に傷を負っています。
診察時、足のにおいを嗅いだら膿のニオイがしました。
時々舐めていたとのことです。

大きい肉球の隣に塊があります。
大きい瘡蓋(かさぶた)になっていました。
この部分の臭いは、化膿の臭いでした。
瘡蓋の下は、膿。
まずは抗生剤でばい菌の鎮静化を行います。
無理な消毒、拭く行為はダメですね。
嫌なことをすると、もう処置させなくなる可能性もありますから。
下は薬を6日間使用した写真です。

大きい肉球の隣には瘡蓋がなくなっています。
完全に乾いています。
治療は成功しました。
後は、細かい瘡蓋が残っているので、
クリニックの消毒液で軽く拭いてもらう程度にして治療終了です。
最初に発見した瘡蓋は大分時間は経っていました。
もし、診察に来なかったらあのままだった可能性もあります。
人間で、もし皮膚の傷がずっと治らなかったら。
想像すると、ずっと嫌な感じがつきまとうでしょうね。
タイミングがよかったですし、うまく薬に反応してくれてよかったです。
キズがあった場合、プロに診てもらいましょう。
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