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皮膚疾患のおける考え方(クリニックの場合)

  • 執筆者の写真: たくや院長
    たくや院長
  • 6月27日
  • 読了時間: 3分

更新日:7月7日


犬の皮膚
所々に脱毛がみられる。全体的にフケが多い。

皮膚疾患と聞くと、


私は

・脱毛しているペット

・フケが多く毛が薄くなっているペット

・顔の目の周りの皮膚が腫れて毛がなくなって、頬の毛も少なくなり貧相な顔をしているペット

・耳の内側が厚くなり、耳の穴が見えないペット


などを想像します。


そんな場合は、痒みが相当あるのではないかと思ってしまいます。



まず最初に行うのは、


痒みを軽減する


ことでしょう。


痒くて寝ていないという話は飼い主さんから聞いたりします。


かわいそう。


そうでしょう。睡眠が十分でない可能性があります。

睡眠が十分でないと、体の調子が崩しやすくなり、体が治そうと働こうにも働けない状況が生まれてくる。

これではいけません。


痒みの軽減をしてあげないといけません。

クリニックは痒み止めを使用します。

薬の場合もあるし、薬ではない場合もあります。


痒みの程度、体調、自宅での様子などを考慮し、選択していきます。


同時に、食事のアプローチは必須になります。

ドライフード、手づくり食、様々ですが、すべての食事に対して指導します。

食事と皮膚の関連は大きいと考えているので、食事に関してもしっかり聞き取りをし、

改善するようにアドバイスを行います。


飼い主の飼育方法、環境に応じてなるべく無理のない範囲で実践していければいいと思っていますが、実際変えてみて効果が上がらない場合があります。

その場合は、やり方がマズイのではなく、食事の選択自体に問題があると思っています。


ここでちょっと宣伝

拙著「愛犬の健康寿命がのびる本」はご存じでしょうか?

手に取られていない方が多いと思います。


皮膚のことで悩んでいる方は一度読んでみてほしい。


皮膚のことが詳しく書いてあるのではなくて、食事に関して記載しています。

それを実践してほしい。


クリニックに新規が来院し、食事の話をして書籍を購入していただきました。

再診の時に、伺うと、さっそく食事の改善に着手して、手づくりごはんに挑戦してくれていたのです。


そのおかげもあり、皮膚には少しずつ毛が生えてきた。


食事を変更することで、皮膚に改善が見られてくる。

興味のある方はぜひ読んでみてください!


食事の変更をすることは、内面の整えることが重要になるわけです。


内面?と聞くと外面もあります。

ココも整える必要があります。


外面というと皮膚のことです。


皮膚病になっていると皮膚は皮脂やチリやほこりなどで結構汚れています。

その汚れを一度クリーニングしてあげる必要があるわけです。

そこは、本当にプロに任せた方がいいでしょうね。

しっかり汚れを落とすことのできるプロ。


簡単ですが、クリニックの考え方の一部を書いてみました。



内面と外面


という考え。


どっちか片方ではいけません。

両方同時進行。


これらは1回でなんとかなるものではないので

長い目でみないといけません。


継続していくことが必要になります。



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